2019.01.22

ピアノ豆知識⑤~”ダンパー”って?!~

ピアノをもっと知りたい方向け!

ピアノ豆知識シリーズ、第5弾は・・・


ダンパーについて


そもそも”ダンパー”ってご存知ですか?

ピアノのダンパーとは、画像にありますが
ピアノの中にあるずらりと並んだ黒い長方形
のもののことです。
(私はしめさばに似てるなといつも思うのですが・・・笑)

このしめさば・・ではなくて、
ダンパーは鍵盤1つに対して1個ずつついており、
ピアノの弦の上にあります。


では、ダンパーは何であると思いますか?



それは、
響きを止めるため

音が出るしくみでも説明しましたが、
ピアノは鍵盤を押すとハンマーが連動し、
ハンマーが弦を下から打って音が鳴ります。

では、皆さんに想像していただきたいのですが、
その打った弦を、そのまま放置すると、弦が震え
ている間は音が出っぱなしですよね?

しかし、ピアノは押した鍵盤を離すと音が消えます。
ハンマーは打って音を鳴らす役割しかないので、
なぜ音が消えるのでしょうか?

それでは、もう1回ご想像を。
もし、皆さんが鳴りっぱなしの弦の
音を消したい場合は、弦の震えを
抑えますね?

・・・ということは
そう、鍵盤が上がったら弦の震えを抑えるための
機能が、ピアノの中にもちゃんとあるのです!

その役割が
ダンパーなのです✨

このダンパーがないと、鍵盤を押したら最後、
音が減衰するまで鳴りっぱなしになってしまうわけです。
そう考えると、とても重要な役割を担っていますね。

ダンパーは鍵盤が押されたときは弦から離れ、
鍵盤が上がった瞬間に弦の上に戻るような
仕組みになっているのです。

次回も引き続き、ダンパーに関係したことをお話します♪


<ピアノ豆知識シリーズ>
①~鍵盤の数~
②~音が出るしくみ~
③~弦~
④~弦の張力~